簿記クイズ~6日目

入払帳(いりばらいちょう)で家庭財政改革!
加賀藩の算用役、猪山家の8代目、直之は藩主のお側用人に出世しましたが、息子の4才の祝事をするときに…まさかの家庭財政の危機に直面しました。
武士の体面づくりや親戚づきあいなどで出費が重なります、借金が増加するばかりで米問屋、両替商、親類などからの借入総額が6260匁(626両)、利息は年1割8分(112両)と高額で、今で言う多額債務の返済困窮で家庭崩壊の危機。
ここで直之が実行した家庭財政改革は、1、家財・衣類・書画骨董・茶器・蔵書まで徹底して売り払い、借金の半額を決済して残りを利息なしの年賦とする。
2、入払帳(家計簿)を細かく記帳して緊縮財政をする。
これによって猪山家は、おとりつぶしを免れて一家の存続を計ったのです。

参考試算
この頃の猪山家の年収は100石程度(後には180石まで出世しました)1石=1両として100両、今の時代で換算すると1石はお米150kg、お米を10kg4000円で計算すると
(4000×150kg)÷10kg=60000円
100石×60000=600万円
これでは借金の元金どころか利息も払えません。

ソロバン侍、時代の変革に活躍
猪山成之は、8才で猪山家の入払帳(家計簿)の記入を担当させられ、父、直之から書道、ソロバン、礼儀作法を教育され猪山家で育った経験が基礎となり大きく成長していくのです。
猪山成之は、明治政府の財政管理と運営に携わる海軍主計大鑑にまで出世しました。
明治政府の軍司令官、大村益次郎から言われました。
「刀をふりかざす武士はいくらでもいる、これからの時代は補給が勝敗を左右する、ソロバンを使える君は千人、万人の力となる。」
新しい時代に求められる算用役の技、意義は変革期に必要なスキル(能力)である。という話しです!

マスターの追伸
これで「武士の家計簿」の解説はおわりです。
今、簿記を学び志を立てさらに向上した先に、さまざまな形で活躍する方々に…乾杯!




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